ブロントサウルスの復活!?

2015年4月7日、恐竜ファンにとってはサプライズニュースが流れました。
「112年前にアパトサウルス(Apatosaurus)に吸収合併されたブロントサウルス(Brontosaurus)が、独立する可能性がある」というのです。

ポルトガルのヌエバ・デ・リスボン大学の[ディプロドクス科の分類・進化]について研究していたチームが「かつてブロントサウルスとされた化石とアパトサウルスには、それぞれが独立した属とするだけの違いが確認できた」との論文を掲載したのです。
この説が他の研究者に承認されれば、「属名=ブロントサウルスの復活」となります。

ブロントサウルス(Brontosaurus)の切手

ブロントサウルス(Brontosaurus)の切手

 

ブロントサウルスの名前が消えたとき

1970年代の恐竜図鑑などには「ブロントサウルス」の名前が載っていましたが、学名としてのブロントサウルスBrontosaurusは1903年に名前を消しています。
初めてブロントサウルスが論文に掲載されたのは1879年のこと。1903年にアメリカ・フィールド博物館のエルマー博士が化石を検証した結果、「ブロントサウルスは、1877年に掲載されたアパトサウルスの成長した姿」と発表しました。そのため、先に命名されていたアパトサウルスApatosaurusが有効名となり、ブロントサウルスBrontosaurusの名前は削除されました。
そのことが広く知られることなく、1970年代までの図鑑には「ブロントサウルス」の名前が残っていました。さすがに1990~2014年に出版された多くの図鑑ではブロントサウルスの名前を見ることはできなくなっています。お父さん世代には「ブロントサウルス」は馴染み深い名前ですが、子供世代にとっては知らない名前かも知れません。

ブロントサウルス(Brontosaurus)の切手

ブロントサウルス(Brontosaurus)の切手

 

恐竜の分類は難しい

”判断材料が化石のみ”の恐竜の分類は難しく、「トロサウルスはトリケラトプスの成長した姿かどうか(同属か、別属か)」の論争にも決着がついていません。「タルボサウルス・バタールをティラノサウルス属に含めるべき」と考える学者もいます。
今後更なる化石の発見、研究成果を楽しみに待っています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

おすすめ記事

カテゴリー

アーカイブ

スポンサード リンク

ページ上部へ戻る