恐竜の名前

2015年3月10日、日本国内で恐竜の新種が報告されました。昨年8月の丹波竜こと「タンバティタニス・アミキティアエ」以来、学名が付けられた恐竜として国内6例目となります。
福井県勝山市で発見されたイグアノドン類で、「コシサウルス・カツヤマ」と命名されました。「コシサウルス」は「発見地福井の古い呼び方=越国(こしのくに)」にちなみ、「カツヤマ」は「発見された市=勝山市」からとられています。

 

恐竜の名前 属名と種名

一番有名な恐竜は「ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus – rex)」ではないでしょうか。属名「ティラノサウルス」、種名「レックス」に分類される生物です。
恐竜に限らず、学名の分類種名には「属名+種名」と併記して記載することで表します。

属名とは、種を大きな枠でとらえた共通の(上位)分類となっています。例えばプーさんで有名なクマ。
「属名=クマ」の中には、「種名=アメリカグマ、ヒグマ、ホッキョクグマ、ツキノワグマ、ホラアナグマ」が含まれています。ヒグマを分類種名で表記すると「クマ - ヒグマ」(クマ属の中のヒグマ種)、ホッキョクグマを分類種名で表記すると「クマ - ホッキョクグマ」(クマ属の中のホッキョクグマ種)と表すわけです。

現時点では、「ティラノサウルス(Tyrannosaurus)」属には「レックス(rex)」種の1種しか見つかっていません。「トリケラトプス(Triceratops)」属には、「ホリッドス(horridus)」種と「プロルスス(prorsus)」種の2種が有効名となっています。
恐竜の図鑑などでは、「属名」のみで表記するものが主流となっています。

ティラノサウルス・レックスの全身骨格化石

ティラノサウルス・レックスの全身骨格化石

 

恐竜の名前と意味

みなさんは、恐竜の名前(属名)をどのくらい知っていますか。
[ティラノサウルス]、[トリケラトプス]、[ステゴサウルス]、[イグアノドン]、[ブラキオサウルス]は有名でしょう。[スピノサウルス]、[アパトサウルス]、[アンキロサウルス]、[パキケファロサウルス]も多くのひとが知っていると思います。
[ヴェロキラプトル]、[プロトケラトプス]、[デイノニクス]、[オヴィラプトル]、[カルノタウルス]、[サウロロフス]の復元画を思い描けるひとは恐竜図鑑をもっているひとかも知れません。
[サイカニア]や[バクトロサウルス]、[ガリミムス]、[カウディプテリクス]を知っているひとは、恐竜好きさんか恐竜博の常連さん?

恐竜の名前(属名)で一番使用頻度の多い言葉は、「サウルス」でしょう。「サウルス」とはどういう意味なのでしょうか。
「サウルス」とは、ギリシャのラテン語で「とかげ」という意味です。「ティラノサウルス」の名前は、「ティラノ=暴君(恐ろしい王)」+「サウルス=とかげ」=「暴君とかげ」の意味になります。
「サウルス」は、恐竜以外の爬虫類にも使われることもあります。例えば、海生爬虫類の「ティロサウルス」や「イクチオサウルス」、「プレシオサウルス」などは、恐竜ではありませんが「サウルス」が付けられています。

「ラプトル」というのも恐竜に多い名前ですね。「オヴィラプトル」「エオラプトル」「コンコラプトル」「ミクロラプトル」「ギガラプトル」など。「ラプトル」とは「泥棒」の意味です。「オヴィラプトル」=「卵泥棒」、「エオラプトル」=「夜明けの泥棒」、「コンコラプトル」=「貝どろぼう」、「ミクロラプトル」=「小さな泥棒」となる訳です。

コンコラプトル=貝どろぼう

コンコラプトル=貝どろぼう

 

恐竜の名前として、使用頻度の高い言葉とその意味をまとめました。

言葉 意味 恐竜
サウルス とかげ ティラノサウルス、アロサウルス等
ラプトル 泥棒 エオラプトル、オヴィラプトル等
ドン イグアノドン、ヒプシロフォドン等
ニクス デイノニクス、バリオニクス等
ケラトプス 角のある顔 トリケラトプス、プロトケラトプス等
ミムス もどき(似たもの) スコミムス、ガリミムス等
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