「大英自然史博物館展」に行きました

国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」に行きました。
平日にも関わらず、いつもの特別展よりもかなりの混雑。年配の方が多いように感じました。

大英自然史博物館が所蔵する8000万点のコレクションの中から、約370点の至宝が来日しています。

今回の特別展の見どころのひとつ、始祖鳥(ロンドン標本)のホンモノが初来日。自然史博物館や恐竜展などでレプリカはよく観るのですが、「本物が来る」ことから話題を呼んでいます。

大英博物館展_チラシ(表)

始祖鳥(ロンドン標本)

恐竜と鳥類の特徴を併せ持つ始祖鳥。恐竜(獣脚類)から鳥類が派生・進化したことは現在では当たり前の定説となっています。
今では「どこまでが恐竜でどこからが鳥類なのか」の判別も困難なほど両者が進化的につながった化石が多く産出しています。

「恐竜から鳥類へ」の進化の過程が定説になる以前、1861年に始祖鳥は世に知れ渡りました。「翼をもっていた」ことから「鳥類」に分類されています。
現在の分岐分類による体系によると、始祖鳥は「恐竜」-「竜盤類」-「獣脚類」-「テタヌラ類」-「コエルロサウルス類」-「マニラプトル類」-「エウマニラプトル類」-「鳥類」-「古鳥類」に分類されています。

始祖鳥(ロンドン標本)

始祖鳥(ロンドン標本)

ロンドン標本は、始祖鳥の模式標本でもあります。新しく発見された化石が始祖鳥か否かを判断するための基盤となる標本になっています。

 

ダーウィンの「種の起源」手稿

チャールズ・ダーウィンの「種の起源」(英名:On the Origin of Species)は、史上最も影響を及ぼした本のひとつです。

1859年11月に出版された進化論についての書籍で、「神が干渉することなく、生物は自然選択によって環境に適応するように変化し、種の分化によって多様な生物種が発展していった」ことを主張したものです。
当時の「神による万物創造」の概念を否定した考え方は、自然科学の分野に留まらず宗教や哲学を巻き込んだ論争を引き起こしました。

ダーウィンの「種の起源」手稿

チャールズ・ダーウィンの「種の起源」手稿

本能についての章の1ページが展示されていました。
ダーウィン本人が記載した生原稿です。すげーーーー。

 

リンネの「自然の体系」

「自然の体系」(英名:Systema Naturae)は、植物分類学の父と呼ばれるカール・リンネが二名法を使って様々な生物種を記した書籍です。 それまで生物種を表すには形容詞などが多用され、長い名前がつけられていました。「それではややこしい」ということで、属(属している分類グループ名)と種小名(固有の名)とをラテン語であらわし、両者を結合するという考え方です。

1735年に初版出版された「自然の体系」。その後の国際会議で、動物名称について1758年の「自然の体系」第10版から採用することが決められました。動物の学名が分かりやすくなったのは、彼の功績によるところが大きいのです。

自然の体系(第10版、1758年)

自然の体系(第10版、1758年)

 

かつて長く、世界の中心がイギリス「大英帝国」にあったことを感じさせる展示会でした。大英自然史博物館には、人類の知そのものの歴史に由来するものを多く所蔵しているようです。

ロンドンの大英自然史博物館に行ってみたくなりました。

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